このシリーズでは、
返信が遅いだけで不安になること。
「大丈夫」と言われても安心できないこと。
人の顔色ばかり見てしまうこと。
「重い」と言われて傷ついたこと。
そんな心のクセについて、一緒に考えてきました。
読んでくださった方の中には、
「全部、自分のことだった。」
そう感じた方もいるかもしれません。
もしそうだったなら、
最後に、一番伝えたいことがあります。
あなたは、
壊れているんじゃありません。
くくるでお話を伺っていると、
「私っておかしいですよね。」
「こんな自分が嫌いです。」
そう話される方がいます。
でも、私はその言葉を聞くたびに、
「そうじゃない。」
と思います。
その人のこれまでの人生を伺うと、
そこには必ず理由があります。
幼い頃、
安心して甘えられなかったこと。
気づけば親の顔色を見て育っていたこと。
「いい子」でいることが、自分を守る方法だったこと。
信じた人との別れ。
傷ついた経験。
誰にも言えず、一人で抱えてきた時間。
そんな経験が積み重なれば、
心は自然と、
「また傷つくかもしれない。」
と考えるようになります。
だから、
返信が遅いだけで不安になる。
「大丈夫」という言葉を信じきれない。
相手の顔色ばかり見てしまう。
何度も安心を確認したくなる。
それは、
壊れているからではありません。
心が、あなたを守ろうとしてきた結果なんです。
もちろん、
そのまま苦しみ続けていいとは思っていません。
苦しい毎日は、少しずつ変えていけます。
でも、
変わるための第一歩は、
自分を責めることではありません。
「どうして私はこんななんだろう。」
ではなく、
「ここまで頑張って生きてきたんだな。」
そう認めてあげることです。
私は、
人は安心できる関係の中で少しずつ変わっていけると信じています。
安心して話せる人。
否定されずに話を聞いてもらえる時間。
ありのままの自分を受け止めてもらえた経験。
そうした小さな積み重ねが、
少しずつ心を書き換えていきます。
子どもの頃にできた心のクセは、
大人になった今も残っていることがあります。
でも、
だからといって、
一生そのままと決まっているわけではありません。
安心できる経験は、
大人になってからでも育てていくことができます。
もし今、
「私は変われない。」
そう思っているなら、
どうか覚えていてください。
あなたは、
壊れているんじゃありません。
ただ、
一生懸命に生き抜いてきただけなんです。
その頑張りを、
まずはあなた自身が認めてあげてください。
そして、
もし一人では苦しいと感じたときは、
誰かを頼ることも、弱さではありません。
安心して話せる場所を持つこと。
それも、自分を大切にする一つの方法です。
このシリーズをここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
もし、どこか一つでも、
「私のことかもしれない。」
そう感じる部分があったなら、
それはあなたが弱いからではありません。
心には、
ちゃんと理由があります。
そして、その理由を知ることは、
自分を責める毎日から、
自分を理解する毎日へ変わる第一歩になるはずです。
焦らなくても大丈夫。
少しずつでいい。
あなたの心は、
安心できる経験を重ねながら、
これからも育っていきます。
心には、ちゃんと理由がある。
くくるカウンセリングルームは、
その理由を一緒に見つけていく場所でありたいと思っています。



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