近年、スマートフォンの普及によって、子どもたち同士のコミュニケーションは大きく変化しました。
LINEやSNSは便利な一方で、一度の投稿や送信が取り返しのつかない問題につながることがあります。
もし学生同士のグループLINEなどで裸の画像や動画が拡散された場合、多くの問題が発生します。
まず、被害を受けた本人です。
思春期は自分自身の存在価値や他者からの評価を強く意識する時期です。
恥ずかしさや恐怖、不安だけでなく、
「もう学校へ行けない」
「みんなが自分を見ている気がする」
という気持ちにつながることもあります。
場合によっては不登校や抑うつ状態のきっかけになることもあります。
また、苦しむのは本人だけではありません。
保護者も
「もっと早く気づいてあげればよかった」
と自分を責めたり、
学校や関係機関との対応に追われたりします。
さらに、画像を拡散した側も無関係ではありません。
軽い気持ちで送ったとしても、
その行為が相手を傷つけたり、法的な問題につながったりする可能性があります。
私たち大人が伝えるべきことは、
「スマホを持つな」
ではなく、
「相手の立場で考える力を持とう」
ということではないでしょうか。
ネット上の出来事は、決してネットの中だけで終わりません。
画面の向こうには、傷つく人がいる。
その想像力こそが、これからの時代に必要なネットリテラシーなのだと思います。
もしお子さんのSNSトラブルで悩んでいる場合は、一人で抱え込まないでください。
問題そのものへの対応だけでなく、傷ついた心のケアも同じくらい大切です。
早い段階で相談することが、回復への第一歩になることがあります。



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