こんにちは。くくるカウンセリングルームのカウンセラーSAKIです。
今日はコミュニケーションについてお話します。
カウンセリングをしていて感じることですが、人が抱える悩みのほとんどが対人関係の悩みです。
対人関係のカギとなるのが「コミュニケーション」です。
コミュニケーションの仕方一つで解決できる問題もあると言っても過言ではないくらいです。
今日お伝えする方法は「I(私)メッセージ」です。
ちょっと言い方を変えるだけでコミュニケーションがスムーズになりますので、是非最後までお読みいただけると嬉しいです。
I(私)メッセージとは
Iメッセージとは、対人コミュニケーションにおいて、自分の感情や考えを相手に伝えるための技法の一つです。これによって、相手を非難したり責めたりせずに、自分の気持ちを素直に表現することができます。
例えば、子どもが遅く帰って来たとき、「なんでこんなに遅くなったの?!」と伝えたら子どもはどう反応するでしょうか?
心から素直に「ごめんなさい」と言う気持ちにはならないと思います。
この場面でIメッセージを使って、「お母さんは、あなたがなかなか帰らないから心配した」というように、私を主語にすることで柔らかい言い方になりますよね。
相手を主語にして伝えようとすると、どうしても相手を責めるような言い方になってしまいます。
一方、私を主語にすることで、「私はこう思う」「私はこう感じる」というように、相手を攻撃せずに自分の気持ちを伝えることができます。
ちなみに相手を主語にする言い方をYOUメッセージといいます。
子どもに「叱る」のではなくIメッセージで「伝える」
あなたは日ごろ、お子さんに対してどのような伝え方をしていますか?
「どうしてそんなことするの?」「早く片付けなさい!」「早くして!」という声かけをしていませんか?
以前の私はそうでした。
ついつい子どもに対して「あなた」を主語にして話してしまいがちです。
こう言われたこどもの反応はというと、萎縮して泣いてしまうか、逆に反抗して言うことをきかないかのどちらかだと思います。
(うちの場合、娘は泣くパターン、息子は何度言っても響かずというパターンでした・・・)
ここでIメッセージを使うとどうなるかと言うと、「お母さんは~がしたいからそこを片付けてくれると助かるな」というように伝えるのです。
そうすると、少しこちらも冷静に伝えることができるような気がしませんか?
言われた子ども達も嫌な気分にはならないためお願いを聞いてくれるようになります。
実際に娘に片付けて欲しい時、「ここ片付けてくれたらうれしいな」と伝えるようにしたら、「わかった。あとで片付けておく」と、泣かずに冷静に受け答えしてくれるようになりました。
褒める場合にも使えるIメッセージ
Iメッセージは褒める場合にも効果的だと言われています。
例えば、子どもが絵を描いて見せてきたとき「上手だね」「よくできたね」と声をかけるのと、「お母さん、感動しちゃった!」「お母さんに見せてくれて嬉しい!」と伝えるのでは受け取り方が違ってきます。
「上手だね」「よくできたね」と伝える言い方では、主語が不在のため、距離感を感じさせてしまう言い方になってしまいます。
一方、「お母さん~」と私を主語にすることで、聞き手(ここではお子さん)の心に温かく残るメッセージになります。
いかがでしたか?
Iメッセージを意識することで、相手を否定したりせずに自分の伝えたいことを伝えることができます。また、Iメッセージで「私」を主語にして率直な感想や驚きを伝えることで相手の心を動かすことができるのです。
今回は子育ての例でお話しましたが、これは夫婦関係においても効果的だと思います。距離感が近い関係だとどうしても「あなたは~」と相手を主語にしてしまいがちですが、Iメッセージを意識してご自分の気持ちを伝えるようにしてみてください。きっと関係性が変化していくと思います。
くくるカウンセリングルームは、山側にあり、相談者様にはそこを眺めてもらいながら、じっくりカウンセリングを行っています。いつでも、どなたでも、心の負荷を共有し、一歩踏み出す手助けになればと思います。悩んでいる方の心の声に耳を傾け、共に闘い、回復への道を歩むお手伝いをしていきます。
どんな困難な状況でも、心の健康を守るために、専門家のサポートが大切です。くくるカウンセリングルームでお手伝いできることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。一緒に前向きな一歩を踏み出しましょう。
カウンセラーSAKIは主に女性向けにもブログを書いています。
よかったらこちらも見てみてくださいね♡
↓
こころのサプリ
こころに効くお話を発信しています。
ではまた♡
コメント