あなたはどのタイプ?~タイプ別にみる人間関係のコツ~

メンタルヘルス

こんにちは。くくるカウンセリングルームのカウンセラーSAKIです。
今日のテーマは「人間関係」です。

人間の悩みの大部分はこの人間関係ではないでしょうか?
実際、カウンセリングに来る方のほとんどが人間関係に関する悩みです。

一見、自分のことで悩んでいる方でも、深堀りしていくと「相手からどう見られているのか気になる」「自分の気持ちを伝えることができるようになりたい」という風に大きく捉えると人間関係につながっていきます。

説明するまでもなく、良好な人間関係は、幸せな人生を送るためには欠かせない要素となっています。
今回はこの人間関係を円滑にするために、まず人間関係のパターンや行動に影響を与えると言われている「愛着スタイル」について説明していきます。

ご自分がどのパターンに当てはまるのかチェックしてみてくださいね。

自分の愛着スタイルを理解しよう

愛着のスタイルは、人生の早い時期に形成されると言われています。人間の脳は、安全を保持するために、世話をしてくれる人に愛着を持つようにできています。そして愛着のスタイルは、人間関係に何を期待し、どう振る舞うべきかということを導くため、大人になってからも他者との関わり方に影響を与えます。


自分自身の愛着スタイルを知ることは、他者との関わりの中でなぜ困難が生じているのかを理解することに役立ちます。

不安型愛着スタイル

  • 自分が愛されているか不安になる。
  • 見捨てられないかと不安になる。
  • 人を喜ばせようとする行動が多い。
  • 自分の要求を表現するのが苦手である。
  • 争いや対立を避ける。
  • 自分にとって不利益でも相手の要求を優先する。

このスタイルの人は、安心感を得られない環境で育った可能性が高いです。例えば保護者が戻ってこなかったり、一貫した愛情を得られなかったり、要求が満たされない状況があった可能性があります。

パートナーが常に安心感を与えてくれないと憤りを感じますが、衝突を恐れて自分の要求を口に出せないこともあります。


解決策としては、自己肯定感を高め、自分をなだめることを学ぶことです。パートナーに頼ることなく自分自身で自分を安心させてあげるようにするのです。また、パートナーの方は、相手が不安型愛着スタイルの場合、求められる前に、安心感を与えるような関わりをすることで関係がスムーズになります。

回避型愛着スタイル

回避型愛着スタイルは、不安型愛着スタイルとほぼ逆の形で現れます。

  • 他者と親密になることに恐れと不安を感じる。
  • 孤立している方が安心する。
  • 人とのつながりに不快感、無防備さ、恐れを感じる。
  • 親密さや対立をシャットアウトしたい、回避したいと思う。

このスタイルの人は、子どもの頃、物理的にあるいは精神的に親とつながることができず、要求を満たしてもらえなかった可能性があります。

回避型愛着スタイルの人は、つながりを望んでいないのではなく、幼い頃に築かれたガードが深いつながりを持つ機会を妨害しているだけなのです。
解決策としては、オープンで親密なつながりに対する抵抗感を少しずつ乗り越えていく必要があります。また、パートナーの方は、回避型愛着スタイルの人がなぜ親密さに不安や不快を感じるのかを理解し、寄り添うことで、少しずつ親密さを育むことができます。

無秩序型愛着スタイル

  • 感情のコントロールが難しい。
  • ストレスに反応し解離症状(自分を見失う状態)が出やすい。
  • 見捨てられることへの強い恐怖を持っている。
  • 人間関係が難しいと感じる場面が多い。

このスタイルの人は、親の感情が不安定だったり、ネグレクトや虐待をされた場合に引き起こされやすいと言われています。
解決策としては、親密さとつながりへの抵抗感を少しずつ乗り越え、同時に離れることへの恐怖心を解消していくようにサポートを得る必要があります。

安定型愛着スタイル

  • 人との親密さを好む。
  • 自分の要求や感情を表現できる。
  • 自立性を維持できる。

このスタイルの人は、親が子どもの精神的・身体的要求に十分に応えることができていた場合が多いです。子どもは安心して要求を表現し、要求を満たすために新たな世界に入っていくことができます。そうやって安定した人間関係を築くことができてきます。
安定型愛着スタイルの人が、異なる愛着スタイルの人とうまくやっていくには、相手の幼少期の経験が自分とは異なることを理解し、思いやりの心をもって接することが必要となってきます。

以上が4つの愛着スタイルとされています。あなたはどのタイプだったでしょうか?
安定型じゃなかったから悪いというわけではありません。あくまでも一つのスタイルです。
大切なのは自分のスタイルを知り、自分の傾向を理解することです。
それができれば、自分がどこを改善していく必要があるのかに目を向けることができます。
自己肯定感を高めたり、親密なつながりへの抵抗感をなくすことはなかなか一人では難しいかもしれません。
そんな時、カウンセリングが少しでもお役に立てたらいいなと思います。

くくるカウンセリングルームは、山側にあり、相談者様にはそこを眺めてもらいながら、じっくりカウンセリングを行っています。いつでも、どなたでも、心の負荷を共有し、一歩踏み出す手助けになればと思います。悩んでいる方の心の声に耳を傾け、共に闘い、回復への道を歩むお手伝いをしていきます。

どんな困難な状況でも、心に健康を守るために、専門家のサポートが大切です。くくるカウンセリングルームでお手伝いできることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。一緒に前向きな一歩を踏み出しましょう。

カウンセラーSAKIは主に女性向けにもブログを書いています。
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