みなさん、こんにちは。くくるカウンセリングルーム公認心理師の榮口です。先日、キックボクシングジムで練習中に、隣のグループの会話が聞こえてきました。
Aさん「地元に戻った時に墓参りしている?」
Bさん「沖縄にきて10年になるけど、1回も行ってないです」
Aさん「帰った時は、お墓参りいった方が良いよ。俺なんか帰るたびに行っているよ。心が洗われるというか、運気も上がったきがするもん」
B「なんかそういう話聞いたことがあります」
おそらく県外の方の会話でした。私は公認心理師なので、科学的な根拠があるのかな?と考えながら縄跳びをしていました。自分なりの考察をまとめたいと思います。お暇なら見てやってください。
故人との結びつきを感じる
お墓参りは、故人とのつながりを感じるための重要な機会です。故人の存在を覚え、彼らの遺産や影響に対する感謝の気持ちを再確認することができます。これにより、故人との関係性が持続し、個人のアイデンティティや価値観に対する影響が深まる可能性があります。
喪失を理解し受容するプロセス
喪失は、深い悲しみやストレスを引き起こすことがあります。しかし、墓参りを通じて感情を表し、喪失を受け入れるプロセスが始まります。感情を表出させることで、悲しみや喪失感を共有し、時間をかけてそれらを処理していくことができます。これにより、受容と理解が促進され、精神的な回復が進む可能性があります。
心の癒しと安定感の向上
墓参りは、故人を偲び、彼らの人生や遺産に焦点を当てることで心の癒しをもたらすことができます。故人とのつながりを感じることで、自己のアイデンティティを再確認し、安定感や平穏を見出すことができます。これは、心の安定感を高め、精神的な安定をもたらす可能性があります。
社会的な支援と共感の重要性
墓参りは、家族や友人と共有する機会でもあります。このような場で感情や思いを共有し合うことで、他者の理解や共感を得ることができます。また、相互の支援や励ましを受けることで、悲しみやストレスに対する貴重なサポートを得ることができます。
墓参りの儀式と心の安定性
墓参りは儀式的な行為であり、このような儀式は心の安定性を提供する役割を果たします。儀式によって、感情的な安定感や安心感が生まれ、人々は不確実な状況に対処し、心のバランスを保つ手助けを受けることができます。
まとめ
墓参りは個人の文化や信念によって異なる形を取りますが、故人を偲び、感謝を示すことは心の癒しやメンタルヘルスに良い影響をもたらすことが期待されます。ただし、人それぞれの感じ方や捉え方が異なるため、自分自身にとって意味のある方法で行うことが重要かな思います。
くくるカウンセリングルームは、山側にあり、相談者様にはそこを眺めてもらいながら、じっくりカウンセリングを行っています。いつでも、どなたでも、心の重荷を共有し、一歩踏み出す手助けになれればと思います。悩んでいる方の心の声に耳を傾け、共に闘い、回復への道を歩むお手伝いをしていきます。
どんな困難な状況でも、心の健康を守るために、専門家のサポートが大切です。くくるカウンセリングルームでは、お手伝いできることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。一緒に前向きな一歩を踏み出しましょう。
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