こんにちは、みなさん。ブログを開いてくれてありがとうございます。
くくるカウンセリングルーム公認心理師の榮口です。
11月に入り、沖縄も寒くなったり暑くなったりと、まさしく三寒四温で冬に向かっています。
さて、今回は散歩がどのようにメンタルヘルスにプラスの影響を与えるかについて綴っていきたいと思います。心の健康をサポートする方法として、散歩はシンプルかつデメリットがほとんどなで効果的な選択肢の1つです。
それではどのような効果があるか見ていきましょう。
ストレス軽減
散歩は日常のストレスから解放されるための素晴らしい方法です。自然の中を歩くことや新しい景色を楽しむことは、緊張を和らげ、ストレスを軽減するとされています。運動により、体内のストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少し、逆に幸福感をもたらすエンドルフィンが放出されます。これにより、ストレスの影響を軽減し、リラックス感を高めます。
お酒でストレス発散という方もいますが、その効果はその時だけで、不眠や二日酔い、肝機能上昇などの副作用があり、実はアルコールには抑うつ症状になることがあり精神が不安定になるんです。
飲酒後は気分が落ち込むのは、そのようなメカニズムがあるんですね。
気分の改善
散歩は気分を改善し、不安やうつ病の症状を軽減するのに非常に役立ちます。運動は脳内のセロトニンの放出を促進し、セロトニンは幸福感やリラックスをもたらす神経伝達物質です。また、エンドルフィンの放出も気分を高め、ポジティブな思考を促進します。
公園や森の中を森林浴するとスッキリと心がリフレッシュしたような感覚になる、あれはちゃんと根拠があるのですね。お金も掛からないし、副作用が無いので試す価値はあります。
思考のクリアリング
散歩は静かな時間を提供し、思考を整理する絶好の機会を提供します。頭の中のノイズを減少させ、問題を解決しやすくなります。新しいアイデアや視点を得るためにも役立つことがあります。特に創造的な仕事や問題解決に携わる人々にとって、散歩は価値のある時間となります。
相対性理論のアインシュタインも散歩は日課だったと言われ、最近ではappleの故スティーブジョブズも長時間散歩をしていたで有名ですよね。ジョブズは、「散歩ミーティング」で歩きながら会議をしたそうです。それに感銘を受け、私も病棟で師長として勤務していた頃に、「ウォーキング申し送り」を導入しましたが、定着しませんでした、、、。
社会的なつながり
散歩は友人や家族と一緒に行う絶好の機会を提供し、社会的なつながりを強化することができます。共に散歩を楽しむことはコミュニケーションを深め、関係を強化するのに役立ちます。孤立感を減少させ、心の健康を向上させます。
私も毎朝、朝日を浴びながら近所を散歩するのですが、近所の人にあいさつしたりと心地よい気持ちになります。あいさつして、返答がくるとなんとも気持ちが良い気分になります。いつかは家族全員で散歩したいなぁと小さい夢があります。
散歩は、日常のストレス対処やメンタルヘルスの向上に非常に役立つ手段です。適切な方法で取り入れることで、ストレス軽減、気分改善、思考整理、社会的なつながりの強化が期待できます。心の健康をサポートし、メンタルヘルスのバランスを保つために、散歩を積極的に活用してみてくださいね。こんなにメリットがあるのに、デメリットがほとんど見つからない方法なんですよ。試さない手はないですね。
くくるカウンセリングルームは、山側にあり、相談者様にはそこを眺めてもらいながら、じっくりカウンセリングを行っています。いつでも、どなたでも、心の重荷を共有し、一歩踏み出す手助けになれればと思います。悩んでいる方の心の声に耳を傾け、共に闘い、回復への道を歩むお手伝いをしていきます。
どんな困難な状況でも、心の健康を守るために、専門家のサポートが大切です。くくるカウンセリングルームでは、お手伝いできることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。一緒に前向きな一歩を踏み出しましょう。
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